社労士試験は何とか2回目にて合格することが出来ました。本当は1発合格を狙っていたものの、最初の試験にて労一の選択科目でなんと1点という点数をたたき出してしまい、他はすべて合格ラインでも通常であれば3点その年は救済が入って2点であれば合格という何とも悔やんでも悔やみきれないような結果で敗退となってしまいました。受験勉強からは大学受験いらいおよそ四半世紀以上遠ざかっており、しかも資格試験初めてにしては上出来だという慰めの言葉も頂いたりしましたが、結果は結果不合格という何とも言い難い結末に再挑戦すらあきらめようかとも一瞬思いました。
しかしながら、折角あと一歩まで来たのですからもう1一度受ければ晴れて合格という事もあり再挑戦の道のりを再び歩むこととなりました。
思えば、1年目は暗記中心で問題集を解く暇がなかったような気がしています、2月下旬から始め6か月ちょいの勉強期間では限界だったのかもしれません、模試もユーキャンの3回のみで復習もままならず、受験前日くらいまで過去問を解いていたような記憶があります。本試験においても午後の択一の試験では最後のほうエネルギー不足で頭がボーっとなってしまい、終了時間ぎりぎりで見直しの時間もないくらいといった具合です。1年目はとにかく準備不足、情報不足、訓練不足といった初学者が陥るすべてを経験してしまったような気がします。学生時代の試験といえば割と得意な方で、コツと容量さえつかんでいればある程度まで得点できていたという自負が災いした感もあります。資格試験要領をつかめていなかったのが敗因だったと思います。独学であるがゆえに、何がポイントで効率よくといった勉強スタイルが中々つかめなく囚虜すいてしまったような気がしました。
2年目の勉強では、最初にある程度スケジュールを組み、11月の合格発表終了から本格的に稼働するのは12月として前回涙をのんだ選択式を得意なものとすべく、テキストを読みインプットする際や2回目からは判例集的な問題集も買って、選択式の問題演習も手厚くする方針を立てました。8月の本試験終了から12月の勉強再開まで一切の勉強をストップしていたので、記憶があいまいになってはいたものの一度テキストに目を通せば、「あぁこれやった・・・」といったことばかりで改めて知識をより確実なものするような勉強が出来てきたのが2年目の勉強です。しかしながら模試に一喜一憂したりと、1年目に味わったことも改めて再び同じ道を通るようなこともありました。
試験勉強を通じて、得たことで大きかったのは隙間の時間、特に通勤電車の勉強がかなり有効だと気付かされた点です、これまでは新聞を読んだり、ぼーっと考え事をしたり音楽を聴いたり、寝たりとかなり無駄に過ごしていた事に気づかされました。これまで会社に通っていた長い通勤時間を如何にして無駄に過ごしてきてしまったかを改めて気づかされました。
また、資格の勉強をする際には家族や友人と過ごす時間を削ることは自分自身にとってストレスともなることと、家族にとっては資格など何のメリットもないはずで、子供はまだ小さく遊びたい盛りですので資格試験でその時間を減らさないようには努力はしていました。ですので試験は夏休みの最後に設定されており、家族のイベントである毎年行っている泊りでの海水浴やキャンプ等のイベントはいつも通り私が企画して、その際は勉強からは一切離れようとしてはいました。しかしながら、日曜日など、「よーし、今日は6時間以上勉強に時間がさけるぞー」なんて計画していても、「パパ公園に連れて行って」、「遊ぼうよー」という誘いには何度か我慢をさせてしまってこともあります。そうした時間はかなり資格試験の勉強をするにあたり犠牲にしてしまった感はぬぐえません。
資格試験は、合格を手にすればそれなりの成果として結果を手にすることができますが、得るもの犠牲にしたものがそれぞれ大きく、何年もこれをやっている人たちには頭が下がる思いです。幸運にも私は2回目で合格出来ましたがもう1年やれと言われれば、答えは「ノー」です。2回目の試験で万が一ダメだったら潔くあきらめようと心に決めていました、逆にそれが合格への執念となったことも事実です。
社労士の国家試験は生半可な勉強では到底合格レベルまで持ってくるのは不可能です。また働きながら勉強をしている人が大半かと思いますが、その勉強時間を如何にして抽出するかというのが最大のテーマにもなってきます。しかしながら合格をして事務指定講習も受け社会保険労務士会への登録もすませ、色々な社労士の方々とのネットワークができ始め、これから社労士として活躍できるステージに立った今、本当に合格してよかったと思っております。また家族をはじめとした会社の社員の方々はじめサポートいただいた皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。